ムースのいる風景

ムースが好きで、よくムースを描きます。
ムースを想うと風を感じ
風を想うと、ムースを感じるからです。
でもムースとの出逢いは、星野道夫さんの写真と言葉でした。

先日、知り合いの方からメールを頂きました。そこに昔、私がブログで
書いた言葉、私がと言うよりは、私が、星野さんの言葉を書きました。

そして、頂いたメールを見たとき、私もまた、その言葉を思い出しました。

初めて、星野道夫さんの写真や言葉を見た時、

なんで、この人は、こんな言葉を書けるのだろう、
どうして、こんな写真撮れるのかなかって、
そんな感覚になったのを覚えています。

風のような、言葉と写真でした。

それは、星野道夫さんが風のような、大地のような人なんだからだと思います。


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人間の気持ちとは可笑しいものでね。

どうしようもなく些細な日常に左右されている一方で

風の感覚や初夏の気配で

こんなにも豊かになれるものですら。

人の心は深くて、
そして不思議なほど浅いのだと思います。

きっと、その浅さで、
人は生きてゆけるのでしょう。


星野道夫




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