『北の国から』

先日、母校の体験入学で、何か原画も持ってこ〜と思って探したら、懐かしい原画が出てきたんです。(^^)
『北の国から』放映30周年記念に描かせて頂いたポスターの原画。
右のが最終的にポスターになった原画で、左のはその前に…つまりダメになっちゃった原画。笑
でも実は左の絵を描く前にもう1枚描いてるんです。
その絵はですね…アトリエ引越し作業中に
『これいいなぁーいいなぁー!これ飾りたいなぁー!』と言って勝手に持ってかれちゃってた!笑
どこに行ったかと言うと…
そうです、あの美術館です。笑
(このお話しはまた後日。笑)
だからポスター用に3枚の絵を描いたんですが、
この写真の2枚、分かります?^ ^
左の絵の方の男の子と女の子。
そうです、これは純と蛍を描いたんです。
この絵を描く前に、倉本先生とお会いし打ち合わせさせて頂いた時、
『まずはこれを読んで、あなたが感じたまま描いてほしい』と、その時、倉本先生が書かれてた『獨白』の本のゲラを頂いたんです。
もー何度も何度も何度も読んで。読んだけど、私の頭の中には、『北の国から』のドラマの事しか考えれてなかったんですね。
だから、純と蛍を描いたのですが、
純や蛍じゃなく、普通の子どもを描いてほしいと言われた時、
ハッ!とようやく気付きまして。
『ドラマ』を描くのではなく、
これからの未来を倉本先生は伝えたかったんだ、と気付きました。
ちょうど、この本を書いてる最中、東日本大震災があり、様々な問題があり、そして、それは今でも続いてます。
いや、ずっとそうなってきてしまっていて、これ以上はならないように、ここで変われるように、『気付き』の時だったのかもしれない。
このポスターに書かれた言葉、
『気がつけば 今 五郎の生き方』と。

『獨白』の本、是非読んで見て下さい。
北の国から見たくなってきたなぁー。1番好きなシーンは…どこかなぁーいろいろあるなぁー。面白くて大好き!ってシーンもあるし、
心にずんっと響いて残ったシーンもたくさんあるし、
清吉じいさんのシーンは好きだったなぁ…、あと、雪子おばさんと純が雪山に突っ込んじゃって、馬が助けに来てくれたとこ…なんかあのとこはなんかなんていうか、あの馬の目見たら何も言えなくなってしまった。

北海道は、本当に四季を感じれる場所ですよね。^ ^
ほんとに広い。
札幌はすごいなぁ、って思ったのは、街があるのに、ちょっと離れたら自然もあること。私の実家やアトリエは山に囲まれて、虫達もたくさん。なんか、街に買い出しとか行って、で、アトリエの方とか戻ってくると、
『ぁ〜帰ってきたぁ〜自然がある〜山がある〜』って安心する。
小さい頃はもっともっと畑も原っぱもあったんだけどなぁ…夜には山からキツネの鳴き声が本当に聞こえてきて、お父さんとお姉ちゃんと山の下に見に行ったんだけどなぁ。街からもっと離れたら、星空ももっと見えるんだょ^ ^旭川や富良野行った時、帰り道真っ暗過ぎて迷った迷った。笑 鹿の目がすごい光ってたけど。
やっぱりこの北海道が私は大好きだから、
ずっとここで制作していきたいし、
この自然がずっと残ってほしい。

北の国から、この大地の自然を含んだ作品をたくさん発していきたい。^ ^








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