2014,10,18


現在もまだ開催中の芸術の森と関口雄揮美術館での『Sprouting Garden-萌ゆる森-』展。
搬入がつい先日だった感覚でまだまだあと4ヶ月あるなーとか思ってたのが、
もう残り2週間くらいになっちゃってる!なんだかすごく寂しい…。
(ので、これからたくさん書いてこ。)
私は今回、佐藤忠良記念こどもアトリエの方に展示させて頂いてます。
絵や本など、作品をいくつか展示してますが、
『風と星のような物語り』という、全てを一つの物語りとして展示しました。
壁や窓にも言葉を紡ぎ、
一つの本のような作品にしたいと。
だから、以前、北海道新聞でこの展示のご紹介をした記事に私の展示も少しご紹介して頂けて、
『図書室』と書いて下さったのがとても嬉しかった。
『風と星』今まで何度も、作品でテーマにしてきて、そしていつもムースや鯨を描いてます。
初めてムースを見た時、ムースが風と星そのものであるように思えたからです。
風と星であり、
大地と空、全てを内包しているように感じて。
よくね、
『なんで絵の具垂らすの?』って聞かれるんです。笑
ライブペイントしたら
『あれ垂れてていいの??』とか聞かれるし…笑(-_-;
描いてるうちに
自然とそうなったこともあるのですが、
天と地と、一つのものとしたかったから。
したかったと言うか、
きっと、空も大地も全てが一つのものであって、繋がっていて。
そんな意味もあるし、
今回のムースの絵は、
自分はそんな風に地に帰りたいと思ったから。
(ぁ、変な意味じゃないです。笑)
地に帰りたい…と言うか、
心がね、戻るべき場所に戻りたいと。
なんだか、いろいろ目指すものや、こうなりたい自分とかあるし、考えちゃうけど、
でも結局のところ、
何者でもありはしないんだ、
って思ったんです。
何者でもないし、
何ももたなくていいんだな、と。
地に足をつけて生きて、
空を見て、
でも天地一つの中で
生きてるということ。
そこで生きていくということ。
何かにとらわれては、
心は固くなり、
自分で、広い無限の世界を狭くしてた。
目に見える世界もそうだけど、
自分達の内に広がる宇宙のような無限の世界を。
天と地と一つのその中に生きる自分であることを忘れずにいたいと。
でもね、思っても、
すぐにまた、心は迷いだす。笑
欲も出てくるし。
だから、きっと、
何度も何度も同じテーマの作品になり、
まずは自分に言い聞かせてるんだろうな。
作品は自画像でもあり、
そんな風に生きれたのなら、と、
祈りでもあるのかな。






コメント